こんにちは、電太です。
OCNモバイルONEは特に低容量における価格の安さ、ないし通信速度の速さが特徴のドコモ系MVNOです。
このMVNOはグローバルIP接続を採用しているため、他のMVNOに比べ待機中における電池の減りが早いと言われてきました。
このバッテリードレイン問題について、2021年10月20日に公式よりプライベートIP接続の追加が発表され、2022年6月6日にプライベートIP接続がリリースされました。
そこで、当記事ではプライベートIP接続へ設定の変更を行い、実際に変更が反映されているかを検証しました。
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バッテリードレイン問題とその原因について
公式サイトによると、電池の減りが早い理由として、グローバルIPアドレスによる接続が挙げられています。
Q. ご質問
「OCN モバイル ONE」のSIMカードを使うとバッテリーの消費が早いのはなぜですか?A. 回答
「OCN モバイル ONE」では、これまで全てのコースにおいて、「グローバルIPアドレス」を利用したインターネット接続を提供しておりました。この「グローバルIPアドレス」による接続は「プライベートIPアドレス」を利用した接続より、電池の消費が多い場合があります。
2022年6月6日より、[新コース]をご契約のお客さまは「プライベートIPアドレス」での接続をご利用いただけます。「プライベートIPアドレス」での接続に変更することで、バッテリーの消費を抑えることができる可能性があります。
ただし、ご利用の端末やバッテリーの劣化状況、使用アプリや環境により、改善状況は異なり保証するものではございません。
公式サイトより抜粋
グローバルIP接続からプライベートIP接続への変更方法(Android)
グローバルIP接続からプライベートIP接続への変更はアクセスポイント設定を編集することで実現できます。
下の図に示すとおり、「新コース」のAPNである「lte.ocn.ne.jp」からlte.を削除して「ocn.ne.jp」に変更します。
設定はAPNを保存した時点で反映され、再起動せずに新しいプライベートIP接続へ変更されました。
新コースAPN設定
グローバルIP | プライベートIP | |
---|---|---|
名前 | この接続の表示名を入力(例:ocn) | この接続の表示名を入力(例:ocn) |
APN | lte.ocn.ne.jp | ocn.ne.jp |
ユーザー名 | mobileid@ocn | mobileid@ocn |
パスワード | mobile | mobile |
MCC(または携帯国番号) | 440 | 440 |
MNC(または通信事業者コード) | 10 または13 | 10 または13 |
認証タイプ | [CHAP]を選択(推奨) | [CHAP]を選択(推奨) |
APNプロトコル | [IPv4]を選択 | [IPv4]を選択 |
プライベートIPに変更されていないかも?…のときにはIPアドレスの確認を
ブラウザでグローバルIPアドレスを確認する
まずはChrome等のブラウザで安全な確認くんを開き、グローバルIPアドレスを「現在接続している場所(現IP)」より確認します。
端末に割り振られているIPアドレスを確認する
つぎにスマホの設定アプリから端末に割り振られているIPアドレスを確認します。
Android12の場合、設定→デバイス情報→IPアドレスで確認できます。
このアドレスが上で調べたグローバルIPと異なるアドレスになっていればプライベートIP接続に変更されています。
反対に上で調べたアドレスと同じものが割り振られている場合、プライベートIP接続には変更されていません。
プライベートIP接続に変更したにも関わらず、電池消費が収まらない場合、一度設定を見なおしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
OCNモバイルONEは3GB/月コースで990円と業界最安値水準で、スマホセットを活用することで端末も安く購入することができます。
また、ドコモ系MVNOですので通信エリアは申し分なく、さらにドコモ系MVNOの中でも通信速度が早いという特徴があります。
今回、OCNモバイルONEの欠点であったバッテリー消費問題が解決したことで、さらに使い勝手が向上したといえます。
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